はつかいちプラム農園
4月上旬、桜の開花に皆が春の訪れを感じるころ、廿日市市に真っ白になる農園があります。
プラムの花も桜と同じ時期に見ごろを迎えるのです。この"はつかいちプラム農園"を作り上げたのは松本勇喜さん。
広島生まれの松本さんは高校を卒業後、大阪の専門学校でデッサンやイラストを学びます。卒業後は広島に戻りフリーターとして3年間を過ごします。いくつかの場所で働く経験をして、"自分はモノづくりをしたい"と感じたのだそうです。24歳の決意でした。
では、どうモノづくりをしたいのか? 突き詰めて出した答えは、 "一から十まで自分で作りたい"というのと"自分はインドア派ではない"というものだったそうです。これに当てはまる職業として農業に興味を持たれました。
「これまで、田畑と縁がない状態で育ったのに、やってみると農業と相性が良かったみたいで、研修の後に自身が経営者になる道を選びました。」
農業を始める場所を悩んでいた時、1番の決め手になったのは廿日市市の農家さんと話したことだったといいます。
「25歳の若造の話を先輩農家は時間を割いて聞いてくれた、そのときここでやるのが1番だと感じた。」
1年4ヶ月の農業研修の後、耕作放棄地になっていた田畑を開墾することから始めたのです。
上の写真:開墾前の耕作放棄地の状態と、開墾後プラムの木を植樹後のBefore~After
下の写真:開墾作業途中の様子
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この膨大な作業をほぼ1人でされたという松本さん。
「割と全部楽しんでやってます!」そう言われる松本さんの1年間お仕事をざっくりと教えていただきました。
4月に花が咲きだすと松本さんの大忙しのシーズンが始まります。
まず毛ばたきで花の受粉を促します。サクラ属のプラムは桜と同様に、一気に咲くので毎日はたきをふるって大忙しです。
次に実ができはじめると全てのプラムに笠かけを行います。雨や虫を防いで病気になりにくくなるのだとか、もちろん全て手作業です!
7~8月には、毎朝完熟したプラムを松本さんが1つ1つ手で収穫してパッケージ、その日のうちに直売所で売り切ります。
完熟したプラムは冷蔵保存で3日ほどしかもちません。
そのため一般的に、市場を通って売り場に並ぶスモモには完熟前に収穫され、未熟で酸っぱさが含まれる事が多くあります。
「本当のプラムの味が誤解されている事が多々あるので残念です。甘みは完熟の前に乗ってきます。ここでしか食べられない甘いプラムを食べてもらいたい。」
その思いで収穫シーズンの松本さんは早朝から夕方まで作業に追われます。
収穫が終わり、冬になると次の実りに向けての剪定が始まります。2年後、3年後の樹形を想像しながら剪定しなくてはいけません。
プラムは広島県内でもつくられているところはあります。でも一つの農園での規模としたら、はつかいちプラム農園がおそらく広島で1番とのこと!
「目標は広島県廿日市市の特産品になること。"廿日市といえばプラムがおいしいよね"と思ってもらえるようになりたい」
松本さんの熱い思いと、爽やかで甘みたっぷりのプラム。
是非一度、直売所にて堪能してくださいませ。
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直売所と農園の場所は異なりますのでお気を付けください。
詳しくは公式facebookをcheckしてください♪
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Soy-Italian 「プラムとブルーベリーの豆乳レアチーズ」
はつかいちプラム農園のプラムとイシカワの大豆を使ったコラボレーション料理
協力 Trattoria Ruzzo
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レシピはクックパッドで
作っているのはこの会社!
はつかいちプラム農園
- 住所
- 広島県廿日市市峠740-1 マップ
- TEL
- 特になし
- 営業時間
- 直売所情報は随時facebookに更新中
- 定休日
- 未定
- サイト
- https://www.facebook.com/hatsukaichi.plum.noen/