田原農園
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「苦労はあるけど、花の咲かせ方自体はそこまで難しくありません。
ただ、どれだけ手間をかけてやれるか、そこなんです。」
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新たな門出の贈り物として喜ばれる、胡蝶蘭。
そんな胡蝶蘭の栽培に加え、いちご狩りもできる観光農園が、ここ廿日市にあります。
イシカワ本社兼工場から車で10分、この農園を営む今田徳之さんを尋ねました。
農園の名前は「田原農園」。
約30年前、もともと「田原」の地で養鶏場を営んでいたご両親がここ廿日市に引っ越し、胡蝶蘭の栽培を始めたそうです。
当時、高校で寮生活を送っていた今田さんが自宅に戻った時には、
「鶏」ではなく「胡蝶蘭」が溢れる農園になっていたそうです。
車を走らせると見えてくる看板。胡蝶蘭といちごのマークがかわいい。
農園の傍で黄昏れる猫
胡蝶蘭は種からはほとんど発芽しないため、海外で培養した苗を、日本で開花させるのが一般的です。
田原農園でも、台湾との連携をとりながら開花まで丁寧に栽培されています。
元々花が好きなご両親の血を受け継いでか、今田さんご自身も
「花を見て怒る人はなかなかいないです。そういう自分も、花を育てながら花に癒されてます。」と笑顔。
胡蝶蘭が溢れるハウス内では、湿度や二酸化炭素濃度など、機械でデータを取りながらも、
全て自分の目で確認している今田さん。
「データもちろん大事だけど、それはあくまで自分の感覚があっているかの答え合わせに過ぎません。」
と今田さんは言います。
お客さんに届けるのは「美しく咲かせる技術」ではなく「胡蝶蘭」そのもの。
だからこそ、少しでも長くお客さんのもとで咲いてくれるよう、一生懸命育てているのだそうです。
「"田原農園の胡蝶蘭が一番長く咲いてたよ"とか、"今年もまた咲いたよ"ってわざわざ報告に来てくれる
お客さんもいるんです。すごく嬉しいし、あぁやっててよかったなって思います。」
そう語る今田さんの顔は、本当に嬉しそうでした。
胡蝶蘭
「目で見て癒され、食べて感動」
若い人からお年寄りまで、様々な年代の人に楽しんでもらえるよう、4年前からいちごの栽培も始めました。
いちごを頬張る子どもたちや胡蝶蘭を楽しむお年寄り、老若男女が自由に楽しむ田原農園。
ぜひ一度、訪れてみてください。
作っているのはこの会社!
有限会社田原農園
- 住所
- 広島県廿日市市永原485 マップ
- TEL
- 0829-74-0731
- 営業時間
- 胡蝶蘭:9:00〜17:00 いちご:9:00〜15:00
- 定休日
- 胡蝶蘭:年中無休 いちご:平日水曜以外(水土日営業)
- サイト
- https://tabarafarm.com/about.html